2023年5月13日8:24 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
寺院の門のことを「山門」というのは、なぜでしょうか?
平安時代に開かれた真言宗などの密教では、
山岳地帯に多くの寺院が建てられました。
そのことから後に、「〇〇山▢▢派△△寺」など、寺院の名前
の前に「山号」が付けられるようになりました。
寺院の表門を総称して「山門」と呼ぶのもそのためです。
また、「山門」は「三門」と書くこともあります。
「三解脱門」の略
2023年4月15日10:48 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
日本の伝統的な料理形式のひとつ、「精進料理」は、
仏教とともに中国から伝来したとも言われています。
仏教における戒律に基づき、殺生を避け肉や魚などを使用せず、
野菜・豆類など植物性の食材を調理したものとして知られ、
和食文化の発展にも大きく影響を与えています。
また、ベジタリアンやヴィーガン(卵・乳製品・はちみつ等も口にしない完全菜食主義者)
が世界的に増加して
2023年3月11日9:11 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
日本のお墓の歴史は古く、縄文時代には既に埋葬の習慣があったことが
確認されています。
その後、権力者を埋葬する大規模な古墳が作られ、
平安時代には公家や豪族や高僧などが亡くなると、
仏教に基づく供養塔・五輪塔などを建てられるようになりました。
その後、庶民が墓石を建てる習慣は戦国時代の畿内に始まり、
檀家制度とともに江戸時代に一般的に広まっていきました。
2023年2月11日3:33 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
通夜や葬儀に参列する際に持参する香典袋の表書きは、
なぜ薄墨で書くのでしょうか?
昔の日本では、文字を書く際は硯で墨を擦って筆で書いていましたよね。
はっきり文字が読み取れるような濃さに墨を擦るには、
意外に時間がかかります。
薄墨は、訃報に際して急いで駆け付けたために、
じっくり墨を擦る時間がなかった、ということを
表しているとされています。他にも、
2023年1月14日9:47 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
神社やお寺にお参りする時に用意する「お賽銭」。
その意味は、実はそれぞれで違うと言われています。
まず神社では、お参りの際に鈴を鳴らしますよね。
鈴を鳴らすのは、その清々しい音色で参拝者を敬けん
な気持ちにするとともに、参拝者を祓い清めるためとされています。
その後、神社に日頃の感謝の気持ちを伝えるためにお賽銭を納めます。
お寺でも、まずは鰐口(わにぐち)を鳴ら
「花手水(はなちょうず)」をご存じでしょうか?
本来の「花手水」は、花や草木の露で手を清めることを意味するものなのですが、
最近ではお寺や神社にお参りする際に
手や口を清める手水舎(ちょうずや)の手水鉢を、
色とりどりの季節の花などで飾ったものを
「花手水」と呼ぶようになりました。
ウイルス感染拡大防止の観点から手水の使用を控える寺社が多くなる中、
参拝者
2022年11月12日1:27 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
日本を代表する文学作品「源氏物語」の作者 紫式部は、
平安時代中期の歌人です。
その墓所は京都市にありますが、
隣には平安初期の文人・歌人である小野篁(おののたかむら)のお墓があります。
活躍した時代が全く違う二人のお墓は、なぜ並んで建てられているのでしょう?
実は紫式部は、貴族たちの恋愛模様を赤裸々に描いた「源氏物語」を書いたことで、
地獄に落ちたと言われてい
2022年10月22日1:54 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
「忌中(きちゅう)」と「喪中(もちゅう)」は
似た言葉ですが違いをご存知でしょうか?
もともと「忌中」は、死の穢(けがれ)を他の人にうつさないようにして、
自宅で祈りをささげて過ごす期間をいいます。
これは神道の考えから生まれたと言われており、
最大でも50日、仏教でも四十九日法要が終わるまでを、
忌中と呼んでいます。
一方「喪中」は喪に服す期間。
2022年9月25日10:40 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
小さいお子さんを連れて通夜や葬儀に参列しなければならない場合、
どんなことに気を付けたら良いのでしょうか?
まず服装は、一般的には黒や白などが望ましいですが、
赤ちゃんや乳幼児など難しい場合は薄い水色やベージュなどの控えめな色味であれば問題ありません。
小学生以上は制服があればOKですが、なければ白や黒、紺色などを基調とした制服風の服装を参考にすると良いでしょう。
最
2022年9月18日5:23 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
ご先祖様や亡くなった方の霊を家に迎えるお盆。
正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、お釈迦様の弟子のひとりが
地獄に落ちた母親を救うため、僧侶や貧しい人を施したことが由来とも言われます。
時期や形式は地域・宗派によって様々ですが、一般的には精霊棚(盆棚)を用意して、
迎え火を焚き祖霊が帰るための目印とします。
精霊棚には打敷や真菰(まこも)を敷き、果物や野菜、生