2022年10月22日1:54 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
「忌中(きちゅう)」と「喪中(もちゅう)」は
似た言葉ですが違いをご存知でしょうか?
もともと「忌中」は、死の穢(けがれ)を他の人にうつさないようにして、
自宅で祈りをささげて過ごす期間をいいます。
これは神道の考えから生まれたと言われており、
最大でも50日、仏教でも四十九日法要が終わるまでを、
忌中と呼んでいます。
一方「喪中」は喪に服す期間。
2022年9月25日10:40 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
小さいお子さんを連れて通夜や葬儀に参列しなければならない場合、
どんなことに気を付けたら良いのでしょうか?
まず服装は、一般的には黒や白などが望ましいですが、
赤ちゃんや乳幼児など難しい場合は薄い水色やベージュなどの控えめな色味であれば問題ありません。
小学生以上は制服があればOKですが、なければ白や黒、紺色などを基調とした制服風の服装を参考にすると良いでしょう。
最
2022年9月18日5:23 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
ご先祖様や亡くなった方の霊を家に迎えるお盆。
正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、お釈迦様の弟子のひとりが
地獄に落ちた母親を救うため、僧侶や貧しい人を施したことが由来とも言われます。
時期や形式は地域・宗派によって様々ですが、一般的には精霊棚(盆棚)を用意して、
迎え火を焚き祖霊が帰るための目印とします。
精霊棚には打敷や真菰(まこも)を敷き、果物や野菜、生
2022年7月17日9:51 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
日本のお盆の時期が、7月15日を中日とする新暦のお盆(新盆)、
ひと月遅れの8月15日を中日とする月遅れのお盆(旧盆)と、
地域によって違うことはよく知られていますよね。
そのほかに、従来通りの旧暦7月15日頃(毎年時期が異なります)を
お盆とする地域もあるため、全国的にみると、実は3つのお盆があることになります。
現在のように東京、函館、金沢など一部の地域が新盆、沖
2022年6月12日2:23 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
近年は、決まった宗教をもたない無宗教式の葬儀も増えつつあります。
無宗教の葬儀は明確な決まりごとがないため、
「お別れ会」「偲ぶ会」といった感覚のものが多く、宗教者の読経がない代わりに、
故人が好きだった音楽を流したり、写真などで故人を偲んだりといった自由なスタイルの葬儀もみられます。
参列をする場合、服装は一般的な仏教式の葬儀に参列する際と同じように、
黒を基調とし
2022年5月21日10:11 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
厄年には厄祓いをしたり、車を買ったら車祓いをしたり…。
「お祓い」は一般的には、災厄を避けて安泰に過ごすため神前で
祈祷・祈願することを指しますが、もともとは「祓(はらえ)」といって、
罪や穢れ(けがれ)・災厄を除くための神事のこと、
つまり、穢れを取り除き清めることそのものを言います。
ちなみに、お祓いに使われる道具は「大幣(おおぬさ)」といい、
「ぬさ」は神
2022年4月9日10:27 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
古墳時代の最盛期、4世紀後半から6世紀前半にかけて200基を越える古墳が作られた、
堺市の百舌長、羽曳野市・藤井寺市の古市からなる百舌長・古市古墳群は、
2019年にユネスコ世界遺産に登録されました。
世界でも独特な鍵穴型の前方後円墳をはじめ、帆立貝形墳、円墳、方墳などたくさんの古墳が現存しています。
中でも、百舌長エリアの中央部に位置する仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)は三重の
2022年3月13日6:07 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
「暑さ寒さも彼岸まで」。
これは、夏の暑さは秋のお彼岸の頃に、冬の寒さも
春のお彼岸の頃にやわらいで凌ぎやすくなる、という意味の言葉です。
お彼岸の中日は春分の日・秋分の日にあたり、昼と夜の長さが同じ。
この日は太陽が真東から昇り真西に沈む日です。
仏教では、阿弥陀様がいるとされる極楽浄土は西方にあるとも言われており、
この極楽浄土の世界を「彼岸」、
私た
2022年2月27日8:28 AM カテゴリー:
お墓のミニ知識
存命している人が自分自身の葬儀を行う「生前葬」。
テレビドラマで描かれたり、有名人が行ったことが話題にはなるものの、世間では、あまり一般的とまでは言えません。
生前葬は、時間をかけて自分らしい葬儀にできたり、お世話になった方々や親しい人に直接お礼をしたり、
感謝の意を伝えたりすることができるというメリットもあり、少しずつ広がりを見せてはいますが、まだまだ認知度が低いようです。
2022年1月15日1:40 PM カテゴリー:
お墓のミニ知識
1年のはじまり、気持ちも新たになるお正月。
一般には、「新年明けましておめでとうございます」というとおり、
新年を祝う行事ですね。本来の正月は、家に「歳神様」をお迎えして祝う行事のことをいいます。
歳神様とは祖霊神(先祖の霊魂)であり、子孫繁栄や五穀豊穣に関わる神様で、地域によって呼び方も様々です。
この神様が年の初めに家々にやってきて、その年の作物が豊かに実り、家を守って