日本のお盆の時期が、７月１５日を中日とする新暦のお盆（新盆）、
ひと月遅れの８月１５日を中日とする月遅れのお盆（旧盆）と、
地域によって違うことはよく知られていますよね。
そのほかに、従来通りの旧暦７月１５日頃（毎年時期が異なります）を
お盆とする地域もあるため、全国的にみると、実は３つのお盆があることになります。
現在のように東京、函館、金沢など一部の地域が新盆、沖縄などが旧暦盆、
ほか大多数の地域が旧盆という形が定着したのは、
地方では農繁期の７月を避けたため、などの説があるようです。
「心を込めてご先祖様をご供養しよう」という気持ちから、
それぞれの地域で一番良い時期を選んだ結果なのかもしれませんね。
