今や墓石も服や雑貨などと同じで外国で製品として出来上がったものを石材店が据え付けるという流れになっています。
石材店の規模関係なく９割以上の石材店がこのようになっています。
外国産の墓石が全て粗悪品であるわけではありませんが、安さを追求すると粗悪品になる確率がどんどん上がっていくような感じです。
以前にも外国産墓石の特徴などを記事にしています。詳しくはこちらもご覧ください。
同じ石、同じ大きさのお墓でも、値段が違うのはなぜ？①
日本の石も外国に輸入され、その日本の石を外国で加工して製品にし、逆輸入して外国生産の日本の石墓石も出回っているのですが、加工の制度は様々です。上のリンクページを読んでいただければわかります。
外国産墓石の良し悪しは下記の理由で差が出ます。
・外国の加工工場の意識の差。
上のリンクページと同じで加工する職人や役員などの意識が日本人に近くないと、日本人が好む墓石には近づきません。日本人の意識などを日本人と共にコミュニケーションをとったり研修を受けないと変化することはありません。日本と外国、まず文化が違います。時間をかけて仲良くなり、日本の在り方を学んでもらう必要があるのです。それには、時間と費用が掛かって当然です。そうなると良いお墓を作るにはそれなりの費用が必要となるのです。
・日本の石の原石の豊富さ
外国の墓石工場には、日本の石は限られた量しかありません。何か問題が発生した時、その限られた量からまた作り直す材料を探すことになります。石は自然のものですので同じ石でも原石によって石目が違ったり、色目が違ったりして１組の製品（お墓）にするのは難しいことなのです。それを何かあった場合、限られた量でしなければならないのです。石を産出している近くであればこのような問題は防ぐことが出来ます。
ですので、本当に良いお墓を造りたいとお思いの方は、純国産墓石（日本の石産地で日本の職人が作るお墓さん）をお勧めします。
当店が扱っている日本の石は、
庵治石細目（香川県高松市）
庵治石中目（香川県高松市）
大島石（愛媛県）
天山石（佐賀県）
万成石（岡山県）
北木石（岡山県）
です。
当店では、
庵治石は産出先である香川県高松市で加工します。
その他の日本の石は、産出から比較的近い岡山県笠岡市で加工します。
それは、上記のような石産地で加工した方がその石の中でも良質な石でお墓を造ることが出来るからです。
また、加工精度も抜群です。なぜなら各加工工程のスペシャリストが加工し、間違いのないお墓さんを造ります。
お客様には、生産者がわかる安心感をご提供できます。
当店や当店の仕入れ先は、製品を作っているのでなく、お墓さんを造らせていただいているという気持ちで日々業務に取り組んでおります。
日本の職人は、各工程（選ぶ、切る、造形、磨く、視る）でプライドを持った職人が責任もって仕上げていきます。石質の良さはもちろん、仕上がったお墓の面や角等に違いを見てとれます。
純国産墓石の良さを一つのページにまとめました。ぜひご覧ください。
国産墓石のいいお墓
また、石産地（香川県高松市）の仕入れ先様とインタビューを行いました。
庵治石のことや職人さんたちの良さなどを感じていただければ幸いです。
