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「傾いているお墓を直したい。」この際にいろんな気になるところを直すことが得策です。

傾き直しのご依頼をいただきました。ありがとうございます。

昭和43年に建てられたお墓で、地盤も悪く、かなり傾いてしまっています。

 

Contents

施工前





いろいろお話していると、このようなことも困られているようでした。

・お墓の汚れが気になる。

・墓地内の割れ目から生える草を何とかしてほしい。

・納骨するのがたいへん。

 

お墓の汚れが気になる

お墓の汚れは、かなり頑固で汚れが落ちないものです。

昭和43年に建てられたお墓ですと、約50年もの汚れが染みついています。

また巻石は、昔ながらの手加工品ですので、表面はぼこぼこ。

汚れはさらに着きやすくなります。

この対処策として2パターン提案させていただきました。

1、石を取り換えて、磨き仕上の巻石に変更する。

今後のお手入れのことを考えて、石を新調し、磨き仕上の巻石にする提案をさせていただきました。

磨き仕上にすることで、水はじきが良くなり、汚れが石に浸透しにくくします。

また、お手入れも拭くだけで、ある程度の汚れは落ちます。

ただ、既存石材の処分代、新調石材代、が必要となり費用は増大します。

2、現物を綺麗にクリーニング洗浄する。

既存巻石に致命的なキズや痛みはなかったので、現物を綺麗にクリーニング洗浄する提案もさせていただきました。

お客様の中には、「ご先祖様が建ててくれたものだから、今ある墓石を大事にしたい。」と

考えておられるお客様もおられます。

今あるお墓を大事にしつつ、お客様の気になる汚れを落とす提案です。

費用は、今ある石を据え直し、クリーニングするだけなので、費用は安くつきます。

しかし、洗浄した時は綺麗ですが、表面のぼこぼこは変わらないので、

磨き仕上の巻石より、かなり早く汚れが付着することになります。

 

今回のお客様は、2を選ばれました。

 

墓地内の割れ目から生える草を何とかしてほしい。

しっかりとお墓の傾き直しをするには、一度お墓を解体し、

基礎工事をしっかりする必要があります。

お墓を組み直す際、墓地内のコンクリートを新しくするので、

この問題は、必然的に解決できます。

コンクリートは、鉄筋入りにして割れにくくしますし、

巻石は、アンカーを用いて、石と石が簡単にはずれないようにするので、

以前の施工より強固となります。



 

納骨するのがたいへん。

今までのお墓は、納骨するのに一苦労。

というか一般の方では、納骨できないものでした。

納骨所の入り口となる蓋石がセメントで固定されていました。

そのセメントを壊さないと納骨できないのです。

セメントを壊すにも、お墓の前の花立石がかなり邪魔で、

慎重に壊していかないと花立石を傷つけることになります。

また、セメントを壊したままにしておくと、水が納骨室に入るという、

一般の方にはかなりたいへんなお墓でした。これはしっかり改善しなければなりません。

納骨しやすく、お参りしやすいように改善の提案をさせていただきました。

どのようにしたかは、完成写真をご覧ください。

 

なぜ、この際にいろんなところを直すことが得なのか?

一つ一つ直すのは、一回一回の費用負担は少なくなりますが、

そのたびに工事費がかかります。

例えば、3万円のご依頼を5回した場合、総額15万円。

3万円の内訳は、(工事費1万円、材料2万円)とします。

これをまとめてご依頼いただいた場合、総額12万円で出来るのです。

その差、3万円!

なぜなのか?

最初に書きましたように工事費に差が出るからです。

作業には、移動や準備、片付けも当然含まれています。

1回の作業が一人で半日で出来るとして、

5回作業したら、計2.5日かかることになります。

しかし、5回に分けていただいたご依頼を1回でまとめてご依頼いただくと、

1日で仕上げられるということが起こります。

家事や皆さんの仕事でも同じことがいえると思います。

 

少額のことなら、そんなに差が出ないかもしれませんが、

工事など費用がかさむことなどは、総額に大きく差が出ます。

そのことも踏まえて、石材工事をご依頼いただければと思います。

 

完成





いかがでしょうか?

まず、お墓の傾きが直り、垂直に建っています。

後のお墓と比べていただければ、一目瞭然です。

そして、お墓の汚れ。これも一目瞭然だと思います。

巻石にこびりついた汚れをしっかり落とし、

お墓本体の汚れ(特に石と石の接着面の汚れ)もきれいに落とすことができました。

写真ではわかりにくいですが、文字の中の汚れも、

石材専用の洗剤と専用ブラシを使って、しっかりと落としました。

草も生えないように、砂利の下は、全面コンクリートで仕上げてあり、

上記のようにコンクリートなどが割れにくいように工夫してあります。

最後に納骨しやすく改善。完成写真の花立石の間にある蓋石を

退けると、納骨室につながっています。

蓋石の重さも、現代のお墓の蓋石よりも軽く設計しました。

また、一般の方にも持ちやすいように、手掛かりを設けています。

花立石も普通のお墓と同じ位置に配置したので、

墓地の前面が広くなり、

納骨しやすく、かつ、お参りしやすいお墓に改善することができました。

 

ご縁をいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

「お墓が新品のように蘇り、先祖共々喜んでおります。

お墓参りに行くのが楽しみになりました。」というご感想もメールでいただきました。

喜んでいただき、当店も嬉しい限りです。このようなお言葉が私たちの力になります。

今年も暑い夏ですが、頑張ってまいりたいと思います。

 

以前にもリフォームのブログを載せております。

こちらもぜひご覧ください。

お墓の傾きにびっくり!仏様とお客様ご家族の安心のためには、丈夫なお墓づくり、良い環境づくりが必要です。

 





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