社会風景の変容により、今まであったお墓を撤去されることがあります。
・生活圏が変わったので、故郷のお墓を撤去し、現在の生活圏で新しいお墓を建てるため。
・生活圏が変わったので、故郷のお墓を撤去し、永代供養墓に入れるため。
・妻の家が絶えて無縁となるので、夫の家に入れるため。
・妻の家が絶えて無縁となるので、永代供養墓に入れるため。
・古いお墓を建てかえるため。
等、理由は様々です。
滋賀県石材組合連合会にて管理しています無縁塚(上記の理由等で無縁となったお墓・仏石を祀るところ)に、
仏石を納めさせていただきました。(搬入日は年に2回程度)
その後、当店も入会している滋賀県石材組合連合会青年部の事業として、
仏石をきれいに並べて、供養できる準備をします。
そして、年一回この地にて、法要を組合事業として行っています。
今回は、組合40周年、青年部35周年を記念して、宝篋印塔が建てられました。
(法要風景と宝篋印塔)
※写真中央部に建立されているものが 宝篋印塔。
このようにして、組合石材店の多くは、仏様、石を大事に考えて、行動されています。
また、お客様の中にも「代々守ってきたものだから」と大切にお考えになり、
無縁塚への奉納をご希望される方もたくさんおられます。
当店も(お客様のご意向にもよりますが)基本的には、撤去された仏石は、
無縁塚に納め、供養していただいております。
石材業界で、問題となっていることもあります。こちらをご覧ください。
https://mason-makoto.com/archives/1798
お客様からしたら、少しでも安くという思いはあるかもしれませんが、その安さにはからくりがある場合もございます。
いろんな業界で、産地偽装や横流し、廃棄処分の問題等起こっている社会。
安さの「安」ではなく、安心の「安」で決めていただけたら幸いです。
地元に根付いて頑張っている石材店は、その地で人間関係もできていて、
逃げも隠れもできません。地元のお客様の立場になって商売させていただいております。
だから、間違った行動などはできません。信用あっての私達です。
これからも家族みんなで頑張っていきたいと思います。