K家のお墓が出来上がりました。
日本人なのだから、日本の石で供養したいという想いから、
佐賀県産の美島石でお墓を建てさせていただきました。
美島石は、硬く、低吸水率のため、長持ちする材質です。
材質の良さと、お客様の想いが合致して、納得して選んでいただきました。
墓石工事は、このように進めていきました。
当店では、基本的に基礎工事のために、約30センチ掘り下げます。
その中に、栗石(約15㎝丸くらいの石)と砕石(細かく砕かれた石)を敷地内に敷き詰め、
ランマー(転圧機)を使って、締固めます。
そして、鉄筋入れて、生コンを打設します。
栗石、砕石敷き詰め
ランマー(転圧機)にて転圧作業
生コン打設後
当店の基礎工事では、先代からの工法を用いて行っております。
お墓は重量物ですので、基礎工事は重要となります。
硬いもの(石等)で地盤を固くする必要があります。
ぽ墓本体と基礎工事の生コンの重量を合わせると、約2トンの重さがあります。
その重みに耐えれるようにするために、地盤を固くすることは必要不可欠です。
だから30㎝掘り下げる必要があるのです。
また、日本石材産業協会(全国組織)のテキストにもそのように書かれています。
墓石本体の据付には、耐震工法を取り入れています。
お墓の軸となる台石、棹石には、大手化学メーカーと大手建設会社が考案した
「不倒」を使い施工しています。※震度7の実験をクリアし、岩手・宮城内陸地震でも実証済みです。
その他は、耐震ボンドにてしっかりと固定しています。
不倒にて施工
耐震ボンドにて施工
今回は、見栄えにもこだわりがございます。
ほとんどのお墓の字は、コンピュータの字体(毛筆体)を使われているのですが、
K様の場合は、書家の先生の字を選ばれました。
人のあたたかみを感じられたからだと思います。
一度、あなたさまの近くの墓地でじっくりお墓の字を見てください。
ほとんどが同じ字(コンピュータの字)だと気づかれるのではないでしょうか。