「結婚式や新装開店は大安」という考え方は、現在でも根強く残っています。
もともとこの習慣は、古代中国で生まれた6種の曜で構成される「六曜」からきています。
「六曜」は、暦に記載される日時・方位の吉凶や運勢などの注記である暦注のひとつです。
「友引」の日に葬儀等を避けるようになったのは、平安時代に全盛を極めた陰陽道で「凶禍が友人に及ぶとする方角」
を「友引方」といい、それが六曜の友引と混同したためではないかと考えられています。
したがって仏教的には問題ないのですが、葬儀や法要に来られる方の中には気にされる方も
いるかもしれませんので、現在でも避けた方が無難とされることがあります。