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滋賀県甲良町の地域墓地にて。「お墓の囲い(巻石)がボロボロ…」を解決。事情により費用を抑えて、見栄え良くしました。

「お墓の囲い(巻石)がボロボロなので、何とかしてほしい。」と

ご紹介者様を通じて、K様から当店にご連絡をいただきました。ありがとうございます。

ボロボロと言われても、状況がわかりませんので、まずは現地で打合せをさせていただきました。

 

現地視察



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かにお客様の言うようにボロボロです。

K様自身で、セメントを使って補修したとのことでしたが、

「それもすぐに剥がれてどうしようもありません・・・。何とかしてほしい。」とのこと。

 

 

巻石がボロボロになった原因

巻石に使われていた石材が「大谷石」であったことが第一の要因です。

地域性があるかもしれませんが、この大谷石を使った巻石が実際にあります。

K様のご近所のお墓もこの大谷石の巻石でした。

大谷石は、柔らかく吸水性の高い石材ですので、どうしても風化が早くボロボロになってしまいます。

しかし、耐火性には優れているので、全国的に石塀や建築材料として使われています。

第2の要因に、その大谷石の巻石に足をかけてしまうという行為があったからです。

お墓参りの際、掃除やお花などを供える際、どうしても足をかけてしまいます。

ボロボロになりやすい大谷石に足をかけると写真のようになってしまいます。

お墓の正面が特にボロボロになっているのは、それが原因です。

 

 

最初の当店からのご提案

 

ボロボロになった石材は、元のように復元することはできません。

ですので、これから安心してお墓を守っていくには、

巻石を新しいものに交換する必要があります。

交換するには、全てを撤去し、一からしっかりと据え付けていかなければなりません。

そうなると、選ぶ石材や仕様によりますが、数十万円かかります。

しかし、現代の工法で工事を進めていくので、今よりもっと丈夫なお墓に仕上がります。

しかし、K様にもいろいろと事情があります。

「お墓を大切にしたいのだけれども、それだけの費用をかけることができません・・・。」

通常では、上記の修繕しか方法はないのですが、色々とお墓を点検すると、

お墓本体は、ほとんど狂いはありませんでした。

また、現在の囲いに使われている石種やいろんな状況を踏まえると、

次のようなご提案ができました。(※このようなご提案ができる場合とできない場合があります。)

 

 

2つ目の当店からのご提案

 

囲い(巻石)の上部を削りとり、その上部に新しい石材を据え付けます。

そうすれば、見栄えは現在よりも良くなりますし、囲いの傷みも軽減することができます。

見た目は、同じではないですが、後方のお墓の囲いとよく似た感じです。

後日、当店手作りのイメージをお送りいたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予算などを考慮し、この案でお仕事のご依頼をいただきました。

 

 

完成



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前と違い、見栄えが良くなりました。また、足をかけても、巻石が傷むことはありません。

新たに使用した石材は、御影石ですので、風化に強く、巻石に使われる石材としては代表的なものです。

工事途中で不安に感じるところもあったのですが、芯棒を入れるなど、強化して

安全に使っていただけるよう工夫してあります。

費用もK様が納得していただける金額となりました。

この度は、ありがとうございました。今後とも、よろしくお願い致します。

 





ストーンメーソン真
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