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墓石にある蓮華台。どのような意味があるの?蓮華台を付けた方が良いの?

お墓参りに行くと、このようなすばらしい加工の蓮華台があるお墓をご存知でしょうか?



では、この蓮華台にどのような意味があるのかご説明したいと思います。

 

古代から読み解く蓮の花の意味

死者にお花を供え始めたのは、ネアンデルタール人なんです。

なんと5~7万年前の人類なんです。そんな前から死者を大切に考える習慣があったとはびっくりしませんか!?

やはり、人類には気持ち、心があるからなんだと思います。

形式は違えど、古代にもお葬式やお墓の文化はあったのです。

5~7万年前から今も続いているお葬式やお墓の文化、すごい!と思いませんか。

また、古代インド(3千年前)では、蓮は女性の母胎と考えられ、

多産、生命の創造をあらわし、豊穣、幸運、繁栄、長寿、健康の意味します。

 

仏教から読み解く蓮の花の意味

仏教で代表的な花というと、もちろん蓮・蓮華です。

インドから伝わってきた仏教ですから、上記の古代インドのいわれがつながっているのです。

なせかというと、2つの書物にこのように記載されています。

 

「大無量寿経」上巻二〇五項・岩波文庫

多くの人びとが七宝の蓮華の中で自然に不思議な誕生(=化生)をし、

(蓮台の上に)両足を組んで坐っている、とか、

命が終わると無量寿国(=浄土)に生まれることができ、七宝の蓮華の中で化生する、とあります。

「観無量寿経」下巻六一項

西方の極楽に生まれ、蓮華の中に両足を組んで坐り・・・・・、とあります。

 

「極楽往生」とは、浄土の蓮池に咲く「蓮華」の中で、一瞬のうちに不思議な誕生をすることとあります。

こうした誕生を「蓮華化生」というようです。

ここに古代インドの「ハスは母胎をあらわす」といういわれや考えが受け継がれているのがわかります。

 

みなさん、蓮華を思い浮かべてください。

蓮華は池や沼に生えています。

私たちが見る蓮華の花は、地上にあり、綺麗な花を咲かせてくれています。

しかし、池や沼の中は、汚れた水や泥で一杯です。

その状態を例えて、仏教の悟りの世界、迷いの世界を表しているのです。

池や沼の中は、汚れていて、泥が付いたり汚く染まったりしてしまいます。「迷いの世界」(この世)です。

しかし、泥の中から出た蓮華の花は、汚い水や泥が付かず、綺麗な花を咲かせてくれる。まさに「悟りの世界」です。

蓮華の花は、悟りをひらいた証しを表しているのです。

だから、大仏などいろんな仏様は、悟りを開いて(=成仏して)おられるので、蓮台に乗っておられるのです。

仏教から読み解く蓮の花には、悟りを開く(成仏する)という意味合いがあります。

 

お墓には蓮華台を付けたほうが良いの?

上記のような意味合いから、故人やご先祖様のことを考えると、付けた方が良いのでは!と思われるかもしれませんが、

絶対に付けなければならないというわけではありません。

当店では、蓮華台を付けない場合は、ほとんどの場合、彫刻として蓮華をあらわします。



上のお墓(金色の部分)のように、蓮の花を彫刻します。

蓮華台は、加工技術が伴うため、また、使用する石材が増えるため、その分の費用が必要となります。

しかし、ご予算が許せば、ぜひ蓮華台を奮発してあげてください。

お客様は、亡き故人の為、ご先祖様の為とおっしゃいますが、

お墓が華やかになり、お墓参りが楽しくなりますよ。残された家族のためでもあるのです。

 

 




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