滋賀県米原市の地域墓地にて、墓石建立工事。お手入れしやすく使い勝手の良いお墓に仕上がりました。
滋賀県米原市にて墓石工事をさせていただきました。ありがとうございます。
米原市のこの墓地は、伝統的な和墓がほとんどで、サイズも大きなもの(尺角)を建てられています。
大きさゆえのドシッと感が家をしっかり守るという意気込みが感じられるお墓が多いです。
今回ご依頼いただいたお墓も、和墓で尺角のサイズでご注文いただきました。
しかし、見栄えは同じでも、お手入れのしやすさ、使い勝手の良さをお墓に取り入れてみました。
喜んでいただけるように工夫したところ
物置石に穴をあけて物をたくさん置けるようにしました。
物置石の端に穴をあけています。
これは、お墓参りに来た際に、お花を仮置きするための穴です。
この穴がないと、お花だけでこのスペースをとってしまうのです。その他のものが置けなくなります。
スペースを有効的に使えるように、工夫しました。
また、この穴に水がたまらないようにも加工してあるので、安心です。
こんな感じに使えます。
お手入れも簡単です。全面ツルツルに磨いてあるので、掃除も拭くだけできれいになります。
ローソクの火が付けやすいように石製のローソク立にしました。
風が強いときに困るのがローソクに火を点けるとき。
手で囲いをするくらいでは容易に火を点けることはできません。
しかし、石製のローソク立ならまだ楽に火を点けることができます。
上の写真のようにローソクをセットします。
この扉が風よけになり、自分の手が空くので、
楽に火を点けることができます。
火を点けて、扉を閉じれば、もう風で火が消えることはありません。
真宗なので線香皿にしました。お手入れ楽々。
浄土真宗は線香を寝かして焚かれます。最近は真宗のお墓の際には、
この線香皿を使っていただいています。
この皿だと線香の灰を楽に掃除が出来るんです。
線香を立てる場合だと、周りに線香の灰が飛び散ります。
後から掃除をするのがたいへん・・・。
しかし、このお皿だと、灰はこの皿の中に落ち、
皿を水でじゃぶじゃぶ洗えば、すぐにきれいになります。
お手入れ楽々!!
外柵は掃除がしやすいように磨き仕上にしました。
この地域のお墓の外柵(囲い)は、昔の手加工のものであったり、
磨いていないものが多く見受けられました。
おそらく、日本人特有の「まわりと同じものを。」「無難なものを。」等の考えからこうなったものだと思います。
説明した結果、外柵も磨きで作ることとなりました。
おかげで、石に汚れが付きにくく、また、
お手入れのしやすい外柵となりました。
お手入れしやすく使い勝手の良いお墓がこちらです。
ありがとうございました。
