地福寺は能登川地区にある山裾にあり、
お寺の境内自体は平地ですが、緑がいっぱいの情緒あるお寺様です。
その境内墓地にて墓石建立工事をさせていただきました。
ありがとうございます。
まずは施工前。
いつも通り基礎工事は、しっかり掘り下げ、栗石や砕石を使って地盤改良をします。
そのあと、鉄筋入りの生コンを打設して、墓石の重量に耐えられるようにします。
基礎工事完了後の写真です。
これから石材を据付けていきます。
いつも通り、耐震ボンド、耐震金具を使って据付けていき、
墓石が簡単に倒れないようにしていきます。
当店では、基本的に、墓石の芯となる部分は、加盟店登録をしている耐震工法「不倒」を使用し、
一般的な工事より、より強い工法を採用しているのですが、
お客様のこだわりや要望により、ときおり工事の内容を変更するときがあります。
今回の耐震工法は、金属の芯棒を使った工法です。
金属は、錆びないステンレスのものを使用し、墓石の重量に負けないように、
20㎜丸のものを使用しました。
また、芯棒とボンドの接着を良くするために、ネジの切った芯棒を採用しています。
このように上記の芯棒を使い、墓石の芯となる部分を、
しっかりと接合していきます。
芯棒を使った工法も使う素材や、太さによって、お墓の丈夫さが変わるので、
注意が必要です。ただ単に芯棒を入れたらよいというわけではないのです。
このように完成しました。
外見は勿論変わりません。
お墓は家を守る大事なものです。
大黒柱のように、どっしりと安定していなければなりません。
こちらのお墓も、芯棒のおかげで、安定し、
また、昔ながらの土台に大きな石を使う、どっしりとしたお墓ができました。
末永く家を守ってくれると思っています。
ありがとうございました。
記:石井 眞澄