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滋賀県愛荘町の地域墓地にて巻石工事。約40㎝の高低差を克服して、フラットでしっかりとした聖域となりました。

滋賀県愛荘町のある墓地のあるお墓。



緑色の花筒があるところもこのお客様の敷地で、草の手入れがたいへんとのこと。

また、お墓の敷地をしっかり守れるようにしたいという要望もありました。

お客様と打ち合わせ、相談した結果、敷地いっぱいに新たに巻石を設けるようにしたいということに。

ありがとうございます。

ただ、巻石を作るにあたって、問題が出てきました。

それは「高低差問題!」



ただ40㎝の高低差があるだけなら、特に問題はないのですが、

現在立派に建っているお墓があるので、これに合わせて巻石を作るとなると、

高さに制限が出てきます。

ようは、新しく作る巻石は今あるお墓の巻石より高くできないのです。(お墓としての見た目の理由です。)

しかも、一番高い所の地盤は、今あるお墓の巻石の高さと同じ・・・・。

今あるお墓の右側もほぼほぼ巻石と同じ高さ・・・・。

それでもって、敷地をしっかり守れるようにしなければならない・・・・。

「どうしたらいいねん・・・・。」

ここ最近で一番悩んだ設計かもしれませんが、何とか良い案が浮かび、お客様にも了解をもらい、工事開始!!



強固な地盤を作るために、石を据付けるところを掘削。地盤が弱いので、いつもより深い目に掘っていきます。

地盤が弱い??今あるお墓は傾いてないの?直さないの?

と言われそうですが、このお墓全く傾いてないんです!もう建立されて30年くらいたっているのですが。

以前、工事された石屋さんがしっかりと工事されているのだと思います。見習わなければなりません。

(以前、工事された石屋さんは廃業されたため、お困りになられていました。)



いつもより大きい目の栗石を高さ15センチ程度詰め、地盤を強固にします。



砕石も入れて敷き詰め、転圧機で締固めました。

その後、鉄筋入りの生コンを12㎝厚で打設して、基礎工事をしました。

 

仕上がりは最後にお見せしたいので、他の写真は今回載せませんが、

耐震ボンドなど、お墓を丈夫にする器具や資材はいつも通り使って据付けしました。



(上、ステンレス製のL型金具。石のずれを防ぎます。ステンレス製ですので、錆びず、長い間石のずれを防ぎます。)

 

このように仕上がりました!



後の一番地盤が高い所は、屏風として巻石の高さをわざと高くし、後ろから土が流れてくるのを防ぎました。

屏風に連結するように、左右の玉垣をつけることで、お墓の敷地をしっかり守れるように囲いました。

また、巻石の中は、コンクリートで固めているので、雑草対策になっています。

 

隣との境界の都合上、お墓を芯にもってくることはできませんでしたが、極力芯に見えるように、板石貼りを工夫しました。

踏石を置くだけや、全面板貼りなどにすると、どうしてもお墓のずれが目立ちます。

このようにすると、芯がぼやけるのと、左右対称でないきれいさが出てきます。

自分で設計してみて、また、仕上げてみて左右対称でないきれいさをあらためて学ぶことができました。

また、これが活かせる仕事がでてきたらいいな(^^)

ありがとうございました。

 

記:石井 眞澄

 




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