以前のブログでご紹介した、桜御影の万成石。
丁場(採石場)へ行き、探し求めた石がこのように仕上がりました!!
ちょうど、桜が満開の時に完成しましたので、
墓地を背景に、桜御影の万成石と桜のコラボで写真が撮れました!!
どうですか?きれいではありませんか?
空も雲一つなくきれいで、この写真を撮った後、
お墓参りがしたくなり、手を合わせに行きました。
「無事に仕上がりました。ありがとうございます。」
この石碑は、あるお客様が、東近江市へと寄付していただいた物なのですが、
この石碑には、僕なりのコンセプトがあります。
正面から見ると、このようになります。
碑となる石を万成石にした理由は、
寄付された方の大切な方が、庭いじりが好きだったこと。庭石などにもすごく興味を持っておられたとお聞きしてたので、
沓脱石等に使われる万成石が良いと思いました。また、石の皮肌が味があるので、庭石好きの方には良いのではと思いました。
また、この墓地には、万成石が比較的多く建立されていることも理由の一つですし、
寄付される方が女性であったことも理由の一つです。(桜色の石なので、女性に好感を持たれるからです。)
真ん中の丸い踏石は、石臼なのですが、これは大切な方のお庭にあったものを移設しました。
庭いじりされていた庭にあったものです。
私は、この石臼を大切な方に置き換えました。
その他の小さな景石は、感じよく配置し、ベンチとして座れるようにもしました。
このような石看板と一緒に写真を撮ることは少ないかもしれませんが、
これは、思い入れのある石碑(石看板)です。
家族で座ってもらい、その中心に大切な方(石臼)がいる。
家族写真が撮れるように、設計させていただきました。
この仕事をさせていただいた時、奇跡が起こりました。
東近江市市長からの礼状がお客様に届いた日が、大切な方の誕生日であったこと!
例年早く咲く桜が1週遅れて、お披露目の日に満開になったこと!
お披露目の日が、お墓を建立された日と同じであったこと!
前日悪かった天気が当日晴れたこと!
こんなに奇跡が起きるなんて!本当に大切な方が喜んでおられるように感じました。
自分の納得できる仕事ができて、また、
この仕事を通じて、いろんなことを学びました。
また、この仕事に関わっていただいた方に感謝します。
ありがとうございました。
記:石井 眞澄