滋賀県愛荘町の寺院墓地にて。
この方の家が絶えてしまい、親族の方から、墓石の撤去のご依頼をいただきました。
ご遺骨は、御寺様にて永代供養していただくとのこと。
棹石(南無阿弥陀佛などが彫られている石)は、この霊園の無縁仏が祀られているところに納めさせていただきました。
無縁となったお墓も地域で見守る。良いことだと思います。また無縁となったお墓も、仲間がいて安心してもらえると思います。
それ以外の石材は、当店で引取り、処分となります。
処分方法は、墓石を取り扱っている処分業者に引渡し、リサイクルとして活用されます。
処分業者もいろいろあるようです。
当店では、県から産業廃棄物処理業許可を得ている業者様と委託契約をかわしたうえで、処理をお願いしております。
また、産業廃棄物管理票を提出し、適正に処理していただいております。
適正な届、処理をしてもらっているので、それ相応の価格が必要となります。
当店がこのような方法をとるには理由があります。
それは、このような問題があるからです。
墓石の不法投棄です。
ニュースにもなっているのです。
無許可で営業している処分業者が、このようなことを・・・。その他理由もあるようです。
こうなると、石材店だけではなく、一般のお客様にも、ご迷惑がかかります。
石材処分の値段や価格だけで、決めてしまうのも善し悪しです。
当店が、業者様を選ぶのと同じで、お客様も石材店といろいろお話しいただき、
安心・納得できる石材店とご契約していただきたいと思います。
(※墓じまいの見積りによっては、場合によっては、10万以上のひらきが出ることもあるようです。上記のような処分業者の違いも原因です。)
この寺院墓地は整備された霊園なので、移動式のクレーンを使うことができ、安全に施工することができました。
石材、コンクリートガラ、残土など区分けして持ち帰り、
適正に処分します。
施工後はこのとおりです。
上かさ10センチ程度の土をきれいな新しい土に入れ替えて、
次に利用される方が、気持ちよく使えるようにさせていただいております。
ありがとうございました。
墓石撤去と言えど、安易には考えられないことであります。
新調に考えて決めていただければと思います。