昔に建てられたお墓は、お花を生けるための石(花立と言います)の穴は、小さいことがほとんどです。
当時は、良い機械もないので穴加工も全て、手作業(昔ながらの道具を使って)で加工していました。
当然、穴の径も小さく、深さもあまりないものがほとんどです。
夏場は、水がすぐに蒸発するため、お墓の水もすぐになくなり、お花がかわいそうです。
また、穴が浅いので、風でお花が飛ばされることもよくあります。
このような困ったのご相談を、お盆やお彼岸時期によく来られます。
これの解決策としては、穴の明け直しです。
加工前
穴の径は、約2㎝。これでは、ほぼ水が入りませんし、お花が風で飛んでいきます。
赤鉛筆で印したくらいの径にする予定です。
お墓から花立だけ取り外し、加工場に持ち帰ります。
このような機械で穴を明けていきます。
ただ単に花立を機械にセットするわけではないのです。
まっすぐに明くように、水平をしっかり確認し、穴の位置をしっかり合わせることが重要です。
また、石が機械の力でずれないように、しっかりと固定します。
木材があるのは、固定のためです。
穴明け加工が終わったら、現場にて据付けます。
この際に、耐震ボンドでしっかりと固定し、目地もしっかりと行います。
今やれることは、しっかりとやっておきます。
これからはステンレス製の花筒にお花を生けて水を入れていただきます。
約6センチ径の筒なので、お水もしっかりと入り、すぐに水が無くなる心配はありません。
また、筒が取り外しできるので、お掃除も簡単です。
当店ではお墓のリフォームに力を入れております。
何なりとご相談ください!!
花立穴明け直しの関連ページはこちら。
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ストーンメーソン真
TEL:0748-34-3090