先月建てさせて頂いた墓石をご紹介させていただきます。
打合せのため、色々お話しさせていただくと、東近江市(旧能登川町)に縁のあるお客様。
共通点があり、嬉しくなりました。
石の説明、工事の説明をさせていただき、最終的には、私の人柄を買っていただき、
ご注文をいただきました。ありがとうございます。
そう言って頂けて、本当に感激しました。
これから会うお客様にも、そう言って頂けるように、しっかりとした説明、応対などをしていこうと
あらためて思いました。
工事前。
掘削。
基礎工事のため、約30㎝掘りました。日本石材産業協会のテキストと
先代の工法を大事にして、工事を進めています。
地盤強化。
地盤強化。
地盤強化のため、栗石(12㎝くらいの大きさ)と砕石を入れて、地盤を強化します。
硬い石を土の代わりに入れることにより、強度を高めます。
さらに、ランマーを使い、栗石と砕石を突き固めることにより、さらに強度を高めます。
配筋し、生コン打設。
耐震ボンドを使用。
耐震金具を使用。
巻石の接合部は、耐震ボンドと耐震金具を両方使い、接合部のはがれを防ぎます。
耐震ボンドは、石に影響の少ないものを使用したり、
耐震金具も、錆びないようにステンレス製のものを使用して、
こだわりをもって消耗品を選んでおります。
生コン打設。
巻石の中も、基礎工事と同じ工法で、生コンを打設しました。
不倒を使用。
お墓本体は、耐震ボンドより強い「不倒」という工法を使い、工事しました。
日本石材産協協会主催の耐震実験震度7をクリアした工法です。
納骨所内。
納骨所の中には、「倶会一処」と彫刻しました。
極楽浄土で、ご先祖様や親しい人たちに会えるという意味合いです。
納骨所は、お墓の中で一番大切なところです。
納骨の際に、仏様にとっても、私たちにとっても、ほっとできる
お言葉を、見える位置に彫刻しました。
完成
お墓正面には、阿弥陀様をあらわす「南無阿弥陀佛」と彫刻し、
ハスの花を彫刻しました。
浄土真宗では、阿弥陀様を拝むということから、
南無阿弥陀佛と彫るようにいわれています。(倶会一処でも可)
形は、今風だけど、しっかりと浄土真宗向きのお墓になりました。
ありがとうございました。
記:石井眞澄