前回は、日本の石と似ている外国の石があるが、石質は全く違う。
しっかりと石材店の説明を聞き、納得する石材店とご契約くださいとお伝えしました。
今回は、題名のごとく、日本の石と外国の石の違いです。
私のお客様に、いつも最初にお伝えすることが、こちらです。
「日本で、お墓として使われている年数が違います。実績年数が大幅に違います。」
日本の石は、古いものでは江戸時代から採掘され、地産地消として地元で使われてきました。
現在は、物の流通が良くなり、日本全国の石が各地で使われております。
昔ながらの手加工のお墓が、大きな致命傷もなく残っていたり、
昔ながらの手磨きのお墓が、今もきれいにどっしりと建っている。
日本の墓石用石材は、このような長い実績があるのです。
外国の石は、おおよそ、1990年代から、日本でお墓となってきています。
(※ポルトガルや韓国の石は、もう少し前から日本に入ってきています。)
外国の石は、日本で墓石となって約25年の月日しか経っていません。
外国の石は、50年後、100年後どうなっているかは誰にもわからないのです。
じゃあ、外国の石はだめなのか。
25年ほどの判断の中でですが、お奨めできる石(硬くて、吸水率の低い石)もいくつかあります。
石職人が切ってわかった硬さ、字を彫ってわかった硬さ、
点検によってわかった吸水率、実験によってわかった吸水率、
お客様が外国の石を選ばれる場合は、
当店では、自分で実感して良いと感じた外国の石をお奨めしています。