「忌中(きちゅう)」と「喪中(もちゅう)」は
似た言葉ですが違いをご存知でしょうか?
もともと「忌中」は、死の穢(けがれ)を他の人にうつさないようにして、
自宅で祈りをささげて過ごす期間をいいます。
これは神道の考えから生まれたと言われており、
最大でも50日、仏教でも四十九日法要が終わるまでを、
忌中と呼んでいます。
一方「喪中」は喪に服す期間。
つまり故人を偲んで慎ましい生活を送る期間を言います。
父母や子や配偶者など近親者が亡くなった場合は宗教問わず、
一年間とされることが多いです。
このように忌中と喪中には違いがありますが、
どちらも残された家族が大切な故人を偲び、
思いを馳せる大切な時間であると言えるでしょう。