戒名や法名を彫る墓誌。
別名「霊標」「戒名板」「法名板」ともいわれます。
これです。
形は笠付の物等いろいろあります。
自分のルーツがわかるお墓にとって、とても重要な付属品です。
しかし、墓誌は、扱い方を間違えるととても危険なんです!!
なぜか??
それは、しっかりと固定してないからです。
なんで、固定しないんだ!!と言われそうですが、理由があるからです。
それは、その都度その都度、戒名や法名を追加彫刻しなければならないからです。
当店を含め、多くの石材店さんは、この墓誌を工場に持ち帰り、字を彫って納めます。
石を傷つけずに持ち帰るために、固定ができないのです。
現在よく使われている耐震ボンド等で、この墓誌を止めてしまうと、
石を傷つけずに持ち帰ることは、不可能に近いです
持ち帰らず、現地で彫るという方法もありますが、場所が狭かったら無理ですし、
やはり、きれいに彫ろうとすると、持ち帰って彫る方がきれいに彫れます。
しっかり彫りたい、丁寧に納めたいという石材店の考えから、
墓誌は固定しないことが、全国的に多いことが現状です。
当店の納めている墓誌もしっかりと固定はしていませんが、
極力倒れにくくなるように対策をとっています。