少しずつ暖かくなって草が育ってくるようになりました。
いつもお墓をきれいに管理されているお客様なのですが、
これからまた、むしってもむしっても生えてくるとお困りでした。
お困りのポイントは4つ。
①敷地の中。
②石と石との間。
③石と地面の間。
④通路の割れ目。
①の敷地内の除草対策は、
・コンクリート打設後、玉砂利仕上。
・コンクリート打設後、洗出し仕上。
・コンクリート打設後、樹脂砂利仕上。
等々ございますが、
打ち合わせの結果、コンクリートを打設し、玉砂利を撒く方法となりました。
そうなると、②部分の石の継ぎ目の開きを直しておかなければなりません。
お客様にご説明し、直すことになりました。見栄えもよくなります。また、除草対策にもなります。
②は、目地(石と石との間)にノロ(セメントを水で練ったもの)をしっかりと充填します。
③は、石を据え直す際に、草が生えないように、モルタル(セメントと砂を混ぜて水で練ったもの)で隙間を無くします。
④は、割れ目にノロを充填して、草が生えないようにいわれていましたが、
耐久性があまりないので、キリのいいところまで、割れているコンクリートを除去して、新たに塗り直しました。
据え直した石は、今後開かないように、ステンレス製の金具でしっかりと止めました。
据え直していない部分もこの金具で止めて、しっかりと固定しました。
(※今回しておかないと、あとあと大変です。)
このように敷地内は、コンクリートで除草対策をしました。4か所隙間がありますが、これは、
敷地内に水がたまらないようにするための排水対策です。
このように完成しました。
今回のリフォームで、お客様のお手入れの快適さと、
お墓の耐久度が上がりました!
気持ちよくお墓参りしていただけると思います。
また、ご先祖様もお喜びだと思います。
お客様もご先祖様も。みんなが嬉しい墓石リフォームでした。
ありがとうございました。
記:石井 眞澄