昨年、戒名(浄土真宗では法名)彫りのご依頼をきっかけに
ご縁をいただいたお客様です。ありがとうございます。
お客様「母が亡くなりましたので、また法名彫りをお願いします。」
お客様「ローソク立がとれてしまって、使えないんです。それも修理してほしいです。」
このようなご依頼をいただきました。
お客様の家のお墓を見てみると、こんな感じでした。
ボンド施工でしたが、はずれていました。
ローソク立本体には、ボンドがしっかりついていて、石との接着がはずれている状態です。
これの原因はいくつかあります。
・石の接着面が、ほこり等で汚れて、接着効果があまりなかった。
・ボンドと石の隙間に水がまわり、凍結等が原因で、接着がはずれた。
・使い方等で、大きな力が加わった。
今回は、おそらく水がまわり、接着がはがれたように思われます。
大きな力が加わることはなかなか考えられませんし、ほこり等が原因なら、
もっと早い段階で、はずれていると思います。
もう片方のローソク立もはずれていたうえに、ローソクをさす芯棒が無くなっていたので、
ローソク立自体の交換となりました。
今度は、水がまわらないように、(ボンドが少し見えてしまいますが。)ボンドを多めに使い対策しました。
ホコリもしっかり落として接着しましたので、ほこり対策も万全です。
あとは、「長くもってくれよー!」と願うのみです。
※写真はありませんが、法名彫りもちゃんと出来上がりました。
墓石は外にあるので、紫外線等いろんな原因で傷むことがあります。
困ったが発生したら、石材店にご相談ください。
※場合によると、お墓を傷めてしまうことにつながりますので。